
あれ、また深くなってる……?
鏡を見るたび、首のシワにため息をついていませんか?
お顔はメイクやスキンケアで若々しく保てても、首だけはどうにもならない。その「残酷なコントラスト」に焦りを感じるのは、あなただけではありません。
そして、多くの人がやってしまうのが、「シワを見せたくないから、タートルネックで全部隠す!」という対策。
でも、ちょっと待ってください。もしその「隠す行為」自体が、シワをさらに深く刻み込んでいるとしたら……? 怖いですよね(汗)。実はこれ、最新の皮膚科学では「摩擦老化(まさつろうか)」と呼ばれる、れっきとした老化原因です。
今回は、ただ隠すだけのファッションから卒業し、科学の力で「守りながら美しく見せる」新しい正解、「ボトルネック」と「着るスキンケア」について、わかりやすく解説していきます♪
読み終わる頃には、明日着ていく服が決まって、なんだかウキウキしてくるはずですよ。


えっ、タートルネックって冬の定番じゃないの?
と思った方も多いはず。
もちろん、温かいしおしゃれです。でも、「60代の首のシワ対策」という点では、残念ながら逆効果になってしまうことがあるんです。その理由は、大きく分けて3つあります。
1. 隠すほど老ける?皮膚科学が警告する「摩擦老化」
私たちの首の皮膚は、顔よりもずっと薄くてデリケート。
そこに、化学繊維やウールのタートルネックがピタッと密着し、首を動かすたびに「ジョリッ、ジョリッ」と微細な摩擦を繰り返します。ファンケルの研究などによると、こうした衣服の摩擦は肌のバリア機能を壊し、内側の水分を蒸発させてしまうのだとか。
さらに怖いのが「不顕性炎症(ふけんせいえんしょう)」。
チクチクする刺激が肌内部で小さな炎症を起こし、なんと肌のハリを支えるコラーゲンを溶かしてしまう酵素を増やしてしまうんです。つまり、「隠しているつもりで、一生懸命シワの元を作っていた」なんてことに……(涙)。
2. 首の皮膚が「座屈(折れ曲がり)」する物理的リスク
少し専門的な話になりますが、「座屈(ざくつ)」という言葉をご存じでしょうか?ストローを指で上から押すと、グニャッと折れ曲がりますよね。あれが座屈です。60代の皮膚は、若い頃のようなゴムのような弾力が減っているため、衣服による圧迫で簡単に「折れ目」がついてしまいます 。
硬めのタートルネックで首を締め付けることは、シワという折れ目を「プレスして固定」しているようなもの。これでは、シワが取れるどころか、形状記憶されてしまいます。
3. 更年期後の「汗蒸れ」が招く乾燥スパイラル
60代女性の中には、ふとした瞬間にカッと熱くなる「ホットフラッシュ」や、汗をかきやすい体質の方もいますよね。首を密閉する服を着ていると、こもった汗が逃げ場を失います。
汗に含まれるアンモニアなどが肌を刺激して「あせも」ができたり、汗が乾くときに肌の水分まで一緒に奪って「過乾燥」になったり・・・。「蒸れるのに乾燥する」という最悪のスパイラルが、シワの大敵なんです。


じゃあ、何を着ればいいのよ!
そんな声が聞こえてきそうですね(笑)。そこで私たちが提案する「若見えの正解」が、「ボトルネック」です。
首の付け根を隠し、アゴ下を見せる「黄金比」
ボトルネックとは、瓶(ボトル)の口のように、少しだけ立ち上がった襟のこと。タートルネックのように折り返さず、首にピタッと張り付かないのが特徴です。
これがなぜ60代に最強なのか、理由は「錯視(目の錯覚)」にあります。
- 隠す場所:
シワが一番深く刻まれやすい「首の付け根」はしっかりガード。 - 見せる場所:
すっきりしたアゴのラインや、首の上部はチラッと見せる。
全部隠すと「どこまで首があるかわからない」状態になり、顔が大きく見えがち。でも、ボトルネックで少し隙間(抜け感)を作ることで、「首がスッと細く長く見える」という魔法がかかるのです。
ボートネックも有効!「横のライン」で視線を誘導する
もう一つのオススメが「ボートネック」。
鎖骨に沿って横に広く開いた形ですね。人間の目は、強い線に引き寄せられる性質があります。横に長いネックラインを作ることで、視線を左右に逃がし、首の「横ジワ」を目立たなくさせる効果が期待できます。
鎖骨がキレイに見えると、それだけで華奢で若々しい印象になりますよ♪
色は「レフ板」にする。黒いトップスを避けるべき科学的理由
「痩せて見えるから」と、黒や紺のトップスばかり選んでいませんか?
実はそれ、シワ対策としてはもったいない!
暗い色は光を吸収するため、シワの溝にできる「影」をくっきりと強調してしまいます。逆に、白やライトグレー、ペールピンクなどの明るい色は、光を反射する「レフ板効果」があります。
顔周りに明るい色を持ってくるだけで、光の反射がシワの影を「ポンッ」と飛ばしてくれるんです。まるで天然の美肌アプリですね(笑)。

これからの服選びは、デザインだけでなく「素材の機能」で選ぶ時代です。レポートでは、これを「着るスキンケア」と呼んでいます。
チクチクは炎症のサイン!独自指標「NFC(首摩擦係数)」とは
ここで一つ、新しい基準を覚えて帰ってください。それが「NFC(首摩擦係数)」。簡単に言うと、「どれだけ首に優しく、摩擦が少ないか」を表す数値です(数値が低いほど優秀)
| 素材 | NFCスコア | 60代への推奨度 | 特徴 |
| ナノファイバー | 5 | まるで第2の皮膚。摩擦ほぼゼロ | |
| シルク | 15 | アミノ酸たっぷりで肌に優しい | |
| 一般ウール | 80 | 表面のウロコが肌を削る…直着はNG |
冬の定番ウールやアクリルは、拡大して見ると表面がギザギザしていて、乾燥した60代の肌をカンナのように削ってしまいます。怖いですよね…。
推奨素材:帝人・グンゼなどが開発する「機能性インナー」
最近は日本の繊維メーカーが本当に頑張っています!
例えば、帝人フロンティアの「ラフィナン®」などは、肌荒れを防ぐ成分を繊維に配合したり、肌のpHバランスを整えたりする機能を持っています。また、グンゼなどの「完全無縫製」インナーも、縫い目の摩擦がないのでオススメです。
ただの肌着ではなく、「着ているだけで肌を守ってくれるデバイス」としてインナーを選んでみましょう。


首元が寒いから、やっぱり何か巻きたい
そんな時は、巻き方をひと工夫するだけで、シワの見え方が劇的に変わります。
グルグル巻きは逆効果!「縦ドレープ」で首を長く見せる
首にピッチリと巻きつける「チョーカー巻き」は、首の太さを強調し、横シワと平行なラインを作ってしまうのでNG 。正解は、ストールを長く垂らして「縦のライン(Iライン)」を作ること。
視線が縦に誘導されるので、首の横ジワの存在感が薄くなります。
ふんわり感が命。空気を含ませて「摩擦レス」に
巻くときは、ギュッと結ばず、空気を含ませて「ふんわり」と。肌と布の間に隙間を作ることで、摩擦ダメージを最小限に抑えられます。
今日からできる!首の老化を食い止める「習慣ケア」
最後に、服以外のちょっとした習慣で、首のシワを予防する方法をお伝えします。
- 枕の高さをチェック高すぎる枕は、寝ている間にずっと首を下に向けている状態(スマホ首と同じ!)を作ります。これこそ、深いシワを刻むプレス機です。低めの枕や、首のカーブに合うものを探してみましょう。
- 首専用の「保湿&UV対策」顔に塗った残りを首に伸ばすだけ…になっていませんか?(笑)首は顔より乾燥しやすいので、首のためにたっぷりと保湿クリームを塗ってあげてくださいね。

いかがでしたか?
「首のシワを隠す」というと、どうしてもネガティブな気持ちになりがち。でも、「ボトルネック」という賢いデザインや、「肌を守る高機能な素材」を選ぶことは、立派な前向きなケアです。
【今回のポイント】
- タートルネックの「密着・摩擦」はシワの大敵。
- 「ボトルネック」で隙間を作れば、首は細く若く見える。
- 色はレフ板効果のある「明るい色」をチョイス。
- 素材は「NFC(摩擦)」の少ないシルクや機能性インナーを。
これからは、ただ隠すために服を着るのではなく、「大切なお肌を守り、美しく見せるため」に服を選んでみてください。その自信は、きっと首元だけでなく、あなたの表情全体を明るく輝かせてくれるはずですよ♪


