「入院が決まりました」
そう言われた瞬間、病気への不安と一緒に頭をよぎるのが、準備の手間とお金のこと。
特にパンフレットに書かれている「前開きのパジャマをご用意ください」という一文。これを見て、

えっ、家にあるスウェットじゃダメなの?

たかだか数週間のために、退院したら絶対に着ないようなパジャマを買うの?
と、モヤモヤしていませんか?
その気持ち、痛いほどわかります。 ふだん着ない服にお金を使うくらいなら、退院後の美味しいご飯代に残しておきたいですよね(笑)。
結論から言います。 手術直後などの「急性期」を除けば、スウェットやジャージでも問題ないケースがほとんどです。
ただし、何も考えずにいつもの部屋着を持っていくと、看護師さんに「これじゃ処置できません!」と怒られたり、自分自身が恥ずかしい思いをしたりすることも。
この記事では、病院のルールを守りつつ、あなたの「損したくない」「楽に過ごしたい」という本音を叶えるための服装選びを、徹底的に解説します。これを読めば、無駄な出費を抑えて、ストレスフリーな入院生活が送れるようになりますよ。

ルールを知るには、まず相手の事情を知ることが大切です。なぜ病院はあんなに「前開き」や「パジャマ」を推してくるのでしょうか。理由は主に2つです。
1.診察・処置のしやすさ(医療側の事情)
- 聴診器を当てる、傷口を見る、心電図の電極を貼る。これらは前開きだと一瞬で済みます。被り(かぶり)タイプの服だと、いちいちめくり上げる必要があり、お互いに手間なんです。
2.緊急時の対応
- もし急変して意識がなくなった場合、前開きの服なら着させたまま処置ができますが、Tシャツやトレーナーだと、最悪の場合ハサミで切ることになります。
つまり「スウェットOK」の境界線はここ!
この事情を逆算すると、スウェット持ち込みの「OKライン」が見えてきます。
| 状況 | スウェット・ジャージの可否 | 理由 |
| 手術直後・ICU | × 絶対NG | 管(くだ)だらけで着替えも看護師任せになるため。 |
| 検査が多い時期 | △ 微妙 | 頻繁に服を脱ぐなら、前開きの方が自分がラク。 |
| 回復期・リハビリ期 | ◎ 大正解! | むしろ動きやすい服が推奨されます。 |
| 整形外科(骨折など) | 〇 条件付き | 患部を圧迫しないゆとりのあるものならOK。 |
もしあなたが「手術なしの検査入院」や「ある程度動ける状態での入院」なら、スウェットで乗り切れる可能性は大です!

では、どんなスウェットなら病院で「優等生」として扱われるのでしょうか。ユニクロやGU、あるいは手持ちの服から選ぶ際は、以下の3点を必ずチェックしてください。ここが「怒られない」ための防衛ラインです。
1. 裾(すそ)と袖(そで)が「リブで締まっていない」もの
ここ、テストに出るくらい重要です。
入院中は、採血や点滴の機会が頻繁にあります。袖をまくり上げたときに、ゴムがきついと腕がうっ血してしまい、点滴が落ちなくなってしまうんです。
- × NG:
足首や手首がゴムでギュッと締まっているタイプ - 〇 OK:
ストレートタイプ、または締め付けがゆるいタイプ
ズボンの裾も同様です。足の診察をするとき、膝上までサッとまくり上げられる「ゆとり」があるものを選びましょう。
2. トップスは「前開きパーカー」を代用する
どうしても「被るタイプ」のトレーナーは、点滴中は着替えができません(点滴ボトルを通すのが大変だからです)。そこでおすすめなのが、ジップアップパーカーです。
中はゆったりしたTシャツを着て、上にパーカーを羽織る。これなら「前開き」という条件をクリアしつつ、体温調節もカンタン。これこそ、パジャマ回避の最強の抜け道と言えるでしょう。
3. 素材は「綿(コットン)」メインで
病院内は空調が管理されていますが、乾燥しています。化学繊維たっぷりのモコモコしたルームウェアは、静電気が起きやすく、汗を吸わないので不快になりがち。
見た目は地味でも、吸水性の高いコットン素材が結局いちばん快適です。洗濯してもすぐ乾く薄手のものがベストですね。


じゃあ結局、どうするのが一番お得なの?
ここが一番気になりますよね。入院期間を10日間と仮定して、シミュレーションしてみましょう。
A:病院のレンタル(病衣・タオルセット)
- 費用:1日約400円~600円 × 10日 = 4,000円~6,000円
- メリット:洗濯不要、荷物が減る、汚しても気にならない。
- デメリット:高い。デザインが「ザ・病人」。生地がゴワゴワすることも。
B:専用パジャマを購入
- 費用:1着3,000円 × 2着(洗い替え) = 6,000円
- メリット:機能性は完璧。
- デメリット:退院後に着る機会がない(タンスの肥やし確定)。一番コスパが悪い。
C:手持ちのスウェット + 買い足し
- 費用:0円 ~ 3,000円(不足分のみ購入)
- メリット:退院後も普段着として使える。着慣れていて落ち着く。一番安い。
- デメリット:洗濯を自分(または家族)でする必要がある。荷物が増える。
結論:最強の布陣はこれだ!
私の提案する「賢い入院スタイル」は、【ハイブリッド作戦】です。
- 手術当日~翌日(一番ツライ時):
ここだけはケチらずにレンタルを利用しましょう。出血や汚れのリスクがありますし、着替えさせてもらうのに自前の服だと申し訳ない気持ちになります。 - 状態が落ち着いたら:
持参したスウェットに切り替える。
これなら、レンタルの便利さと、自前ウェアの快適さ・安さの「いいとこ取り」ができます。全部レンタルするより数千円浮きますし、その浮いたお金で、病院の売店で美味しいコーヒーでも飲みましょうよ(笑)。

いくら「日常の延長」とはいえ、そこは共同生活の場。以下の点だけは、大人のマナーとして押さえておきましょう。
- 露出は控えめに短パンや胸元が大きく開いた服はNGです。目のやり場に困りますし、病院内の空調は意外と冷えるので風邪を引きます。
- フード付きは寝にくいかも?パーカーは便利と書きましたが、寝るときにフードが首元でゴワゴワして邪魔になることがあります。寝る時用には、襟のないカーディガンや、首周りがスッキリしたスウェットがあると完璧です。
- 色は「濃いめ」が無難血液や薬液が飛んで汚れる可能性があります。白やパステルカラーより、ネイビーやグレー、黒などの汚れが目立たない色がおすすめです。透け防止にもなりますしね。

入院が決まったら、気になるのが服装ですよね。 特に初めて入院する方は、どんな服装でいけばいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか?
実は、入院時の服装選びは、病院によって、そして状況によって、最適なものが異なります!
快適な入院生活を送るためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。 そこで、ここでは入院時の服装選びのポイントを6つご紹介します。
ポイント① 病院のルールを確認
入院する病院によって、服装に関するルールは異なります。 指定のパジャマや病衣の着用が義務付けられている病院もあれば、比較的自由な服装が許容される病院もあります。 事前に病院のホームページや入院案内を確認するか、電話で問い合わせてみましょう。
ポイント② 季節や気温に合わせた服装選び
入院する季節や病室の温度に合わせて、服装を選ぶことも大切です。 夏は通気性の良い素材を選び、冬は保温性を重視しましょう。 また、体温調節しやすいように、カーディガンや羽織ものを持っていくと便利です。
ポイント③ 病状に合わせた服装選び
手術や検査の内容、入院期間、治療中の制限などによっても、適した服装は変わってきます。 手術を受ける場合は、前開きのパジャマや病院指定の服が必要になることが多いです。 また、点滴や注射などがある場合は、袖口が広く、腕を出しやすい服装が便利です。
ポイント④ 動きやすさ
入院中はベッドで過ごすことが多いですが、リハビリや検査などで歩くこともあります。 動きやすい服装を選んでおくと、快適に過ごせます。 特に、リハビリを積極的に行う予定の方は、ジャージやスウェットなど、伸縮性のある素材の服装がおすすめです。
ポイント⑤ 着脱のしやすさ
手術後や体調が悪い場合は、自分で着替えをするのが難しいこともあります。 看護師さんの assistance が必要な場合もあるため、着脱しやすい服装を選ぶようにしましょう。 前開きのパジャマやボタンタイプのシャツなどは、着脱がしやすいのでおすすめです。
ポイント⑥ 素材
肌触りが良く、洗濯しやすい素材を選びましょう。 入院中は、汗をかいたり、汚してしまうこともあるので、こまめに洗濯できる素材が便利です。 また、病院によっては洗濯サービスがない場合もあるため、自分で洗濯することを考えて、速乾性の高い素材を選ぶと良いでしょう。
これらのポイントを踏まえ、状況に合わせて服装を選んでいきましょう!
服装別解説:ジャージ、パジャマ、スウェット

入院時の服装として、ジャージ、パジャマ、スウェットのどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね? それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの服装の特徴をわかりやすくまとめました。
| 服装 | メリット | デメリット | 適した場面 |
|---|---|---|---|
| ジャージ | 動きやすい、リラックスできる、比較的おしゃれ | 病院によっては禁止されている場合がある、手術や検査には不向き | 病状が安定している、入院期間が短い、若い患者 |
| パジャマ | 入院生活に適した設計(前開きなど)、病院のレンタルサービスもある | 動きにくい、おしゃれ感がない | 手術や検査を受ける、長期入院、高齢の患者 |
| スウェット | 保温性が高く、リラックスできる | 動きにくい、夏場は暑いかもしれない | 冬場の入院、寒がりな人 |
ジャージ は、動きやすくてリラックスできるのが最大のメリットです。 比較的おしゃれなデザインのものも多いので、入院中でも気分を上げたい方におすすめです。 しかし、病院によっては禁止されている場合があるので、事前に確認しておきましょう。 また、手術や検査の際には、前開きではないため適さないことが多いです。
パジャマ は、入院生活に適した設計になっているのが特徴です。 前開きで、体温調節しやすいように、上着とズボンのセットになっているものが一般的です。 病院によってはレンタルサービスもあるので、荷物を減らしたい方にもおすすめです。 しかし、動きにくいというデメリットもあります。 また、おしゃれなデザインのものが少ないのもデメリットと言えるかもしれません。
スウェット は、保温性が高く、リラックスできるのがメリットです。 冬場の入院や、寒がりな方には特におすすめです。 しかし、動きにくいというデメリットもあります。 また、夏場は暑くなってしまう可能性があるので、注意が必要です。
このように、それぞれの服装にメリット・デメリットがあります。 自分の状況に合わせて、最適な服装を選びましょう。
状況別の服装選びについて

入院中の服装は、状況に合わせて選ぶことが大切です。 同じ入院生活でも、手術や検査を受ける時、リハビリをする時、院内を移動する時など、さまざまなシーンがありますよね。
それぞれのシーンに適した服装を選ぶことで、より快適に、そして安心して入院生活を送ることができます。
手術・検査を受ける時
手術や検査を受ける場合は、病院から指定された服装がある場合が多いです。 多くの場合、前開きのパジャマや手術着に着替える必要があります。 これは、手術や検査の際に、医師や看護師が患部を容易に確認できるようにするためです。 また、手術着は清潔な状態を保つために、病院側で用意されていることが多いです。
もし、病院から指定の服装がない場合は、前開きのパジャマを持参しましょう。 前開きであれば、診察や検査の際にスムーズに服を脱ぎ着することができます。
リハビリをする時
リハビリを行う場合は、動きやすい服装がおすすめです。 ジャージやスウェットなど、伸縮性のある素材の服装を選びましょう。 リハビリの内容によっては、腕や足を大きく動かすこともあるので、動きを妨げない服装であることが大切です。
また、リハビリを行う際は、体温調節しやすい服装であることも重要です。 薄手のカーディガンやパーカーなどを羽織って、体温調節できるようにしておきましょう。
院内を移動する時
院内を移動する時は、軽装で動きやすい服装がおすすめです。 Tシャツやポロシャツ、カーディガンなど、カジュアルな服装で問題ありません。
ただし、あまりにもラフすぎる服装や露出の多い服装は避け、周りの患者さんに配慮した服装を心がけましょう。
入院期間に合わせた服装選び
入院期間が短い場合は、ジャージやスウェットなど、普段着に近い服装で過ごすことができます。 しかし、長期入院になる場合は、パジャマの方が快適に過ごせることが多いでしょう。
パジャマは、入院生活を想定して作られているため、通気性や吸水性に優れており、リラックスできる素材が使われています。 また、病院によってはパジャマのレンタルサービスを行っているところもあるので、荷物を減らしたい方は利用を検討してみましょう。
季節に合わせた服装選び
夏に入院する場合は、通気性の良い素材の服装を選びましょう。 半袖のパジャマやTシャツ、薄手のカーディガンなどがおすすめです。
冬に入院する場合は、保温性の高い素材の服装を選びましょう。 長袖のパジャマやスウェット、フリース素材のカーディガンなどがおすすめです。
また、病室の温度は病院によって異なるので、体温調節しやすい服装を選んでおくことが大切です。
このように、入院中の服装は、状況に合わせて選ぶことが大切です。 それぞれのシーンに適した服装を選ぶことで、より快適に、そして安心して入院生活を送ることができます。

この記事では、「入院時の服装で失敗しない!ジャージ、パジャマ、スウェット、季節や状況に合わせた最適な選び方」について解説しました。入院時の服装選びは、病院のルール、季節や気温、病状、そして入院中の活動内容などを考慮する必要があることがわかりましたね。
それぞれのポイントを踏まえ、ジャージ、パジャマ、スウェットそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、状況に合わせた最適な服装を選ぶことが大切です。
今回の内容を参考に、ぜひあなたにとって最適な服装を選んで、快適な入院生活を送ってくださいね!
ポイントのおさらい
- 入院前に病院の服装規定を確認しましょう。
- 季節や気温に合わせた服装を選びましょう。
- 病状や治療内容に合わせた服装を選びましょう。
- 動きやすさ、着脱しやすさを考慮しましょう。
- 肌触りが良く、洗濯しやすい素材を選びましょう。
- 周りの患者さんに配慮した服装を心がけましょう。
快適な入院生活のために、事前の準備をしっかりとして、安心して入院に臨みましょう!



